急性期

回復期

お礼参【闘病記(60)】

5月8日急性期から去りし日、その男は言った。「お世話になりました!」「次は救急車ではなく歩いてきます。」そして5ヶ月と13日後、、、、、ほんまに歩いて来たで!ハチマキ坊主の作り人、担当PTのY先生と。 「あ、まだハチマキしてるww」「サンシ...
回復期

脳卒中で闘病生活が始まった方に至急伝えたいこと【闘病記㊸】

急性期病院での入院生活において、必ず守っていただきたいこと脳卒中で倒れて救急車で病院に行ったあとは、急性期と呼ばれる救急の病院で、2週間から1ヶ月程度強制入院することになるが、もし貴方が半身麻痺など、運動麻痺が強く残ってしまった場合、その急...
回復期

ヤシマ作戦【闘病記㉙】

新天地へ移ってからも変わらず便秘の日々は続く。毎日下剤は飲んでるが、それでも1日一回お通じがあれば御の字。麻痺になると、日中歩く機会がないので、腸の動きが弱くなり便秘しやすいんだそう。そんな中、朝から珍しく便意があったのでトイレへ。気張って...
回復期

急性期 病院から回復期 病院へ転院【闘病記㉕】

突然他の病院に転院が決まった。しかも出発は明日のお昼。急にもほどがある。全然心の準備が出来ない。4月4日入院生活が始まり1ヵ月ちょい。長いようで短かったこの病院ともついにおさらばする日が来るとは。といっても、退院ではなく引き続き違うリハビリ...
急性期

プンプンかあさんと工場長【闘病記㉖】

プンプンかあさんと工場長は、私が一般病棟の7階のスタッフさん達で1番好きなコンビである。プンプンかあさんことナースのKさんは、私がリハビリテーション室から自室に帰った来た時、あまりに汚い私の机周りを見かねて、プンプン怒りながらも、綺麗に片ず...
急性期

ナースと療法士のジレンマ【闘病記㉕】

今回のリハビリ入院でふと思うことがある。リハビリ入院は、入院しながら、また自分でなんでもできるように日々リハビリを行う。リハビリをすればするほど活動の幅や動作範囲が広がり、その分転倒などの危険度が比例して上がっていく。入院初期では落ちた物す...
急性期

18日ぶりの未読開封【闘病記㉔】

預かってもらっていた、スマホ(アイポン)がついに戻ってきた。いい加減手書きで手記を残すのに限界が出てきたので、妻にお願いをして、倒れて以来ずっと触ってなかったスマホを戻してもらった。しかしやりすぎ防止のため、simカードは預かってもらった。...
急性期

リアルクララが立った【闘病記㉓】

リハビリ入院生活も2週間ぐらい過ぎた。今日は立つ(立位)練習とのこと。立つ動作に関しては、動作でもかかせない基本中の基本動作だ。安定した立位ができないと、ベッドから車椅子、車椅子から便器への移乗など、生活行動において、安定した立位は、とって...
急性期

空前絶後のリハビリ【闘病記㉒】

ハチマキ坊主サンシャイン山崎を創りし者シャバ時代(病気前)のとある日、家でくつろいでいたら、妻から写真付きのメールが。本文は、ソックリ!とだけ。添付の写真を開くと自分の写真だった。まったく意味が分からなかったが、その写真は私ではなくサンシャ...
急性期

リハビリ 立位訓練【闘病記㉑】

リハビリ生活も1週間ぐらい過ぎた。ずっとリハビリを続けているが、なかなか先生の介助無しでは立つことができない。立位介助患者と対面になり、膝折れして転倒しないように、麻痺側の膝を自身の膝で支える。膝ロックともいう。膝ロックしながら腰を浮かすの...
急性期

病院食のレシピ公開【闘病記⑳】

私が入院した病院は、食事が美味しいと評判の病院だったようで、多数の病院で入退院を繰り返しているおっちゃんも大絶賛していたり、ネットのクチコミでも食事が美味しいというカキコミがチラホラあった。↓美味しかった病院食
急性期

らんま1/2【闘病記⑲】

トイレに行きたい時は、ナースコールを押してナースさんを呼んでトイレに連れて行ってもらう。排泄中はナースさんは空気を読んでトイレから去る。確かに誰かに見られているとおしっこもうんこも出ない。相手が異性のナースさんならなおさらである。その...
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入院中でもお風呂は入れるよ【闘病記⑱】

週2回だけお風呂に入れる。入れるっていっても、湯舟には浸かれない。シャワーのみ。ただし、独歩ができるようになれば、湯舟に浸かれるようになる。独歩とは杖や歩行器、装具を使わず歩行できること。むろん伝え歩きや、セラピストによる歩行介助もなく。お...
急性期

テレビカード【闘病記⑰】

入院中はテレビを見るのにお金がかかる。よく旅館などで部屋で有料のビデオを見る時とよく似ている。入院中はテレビはタダで見るものという概念が崩れる。病院によって相場は違いそうだが、私が入院した病院では1000円で20時間見れる。テレビカードと呼...
急性期

リハビリに意味はあるのか?【闘病記⑯】

手術後一週間ぐらい寝たきり状態が続いたが、この一週間は目の焦点も合わず、ずっとぼやーっとしていたらしい。むろん家族でも面会謝絶状態だ。それだけ脳の手術は大変負担が大きいのだ。医療用ホッチキスの抜糸も終わり、状態もだんだん落ち着いてくると、リ...
急性期

最初に面会に来てくれたのは【闘病記⑮】

最初の面会人は、妻でもなく実家の父母でもなく、実は弟だった。しかし現実の世界の話かどうかはよくわからない。入院中、これが現実世界なのか夢の世界なのかよくわからないことがたびたびあった。入院初期術後のせいかとにかくずっと頭が痛かった。頭痛薬も...
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半側空間無視とは?【闘病記(14)】

私には、手足の麻痺以外に別の障害があったようだ。半側空間無視(はんそくくうかんむし) と呼ばれる、脳障害である。半側空間無視とは(はんそくくうかんむし)この障害は、左側に見えているものが脳が認識しづらい。左側だけ脳の刺激が少ないため注意が行...
急性期

急性期病院での入院生活の始まり【闘病記⑬】

4月4日、私は急性期の病院、5階SCU病棟のベッドに居た。急性期とは急性期とは、病気が発症したばかりの時期で、容態が変わりやすい期間を急性期と呼び、その期間は、その専門の病院に入院します。SCU病棟とは私のような緊急で救急車に運ばれ、緊急手...
急性期

高血圧性脳出血(被殻出血)発症から入院までの記憶【闘病記⑫】

PCとアイポンの殺人計画に、まんまとはまった私は、暗い事務所で1人、胎児のようにうずくまって必死に眠気と戦っていた。眠気のせいでもうすでに尿意はどうでもよくなってる。もうすでに疲れきっていた。強い眠気が時おり襲っては消える。が何度もくり返さ...
急性期

PCとiPhoneのクーデター【闘病記⑪】

は?!もしや!?こいつらオレをころそうとしたのか??? 「こいつらは事務所のWi-Fiで日夜通信が可能な状態。なので、私の知らないバックグラウンドで殺人計画(プログラム)を行うことができたはず。こいつら、人が一生懸命仕事しているあいだに、、...
急性期

応えてくれない【闘病記⑩】

どれぐらい時間が経ったのだろう、、。 暗い事務所でひたすら「Hey Siri‼︎」を叫び続ける私。しかしなぜか私のSiriさんから返答が一切ない。この「Hey Sir」機能は、昔働いていた会社でイタズラにつかわれた。そのイタズラはこうだ。同...
急性期

「ヘイ!シリ!」【闘病記⑨】

そうだ。私のスマホはiPhone。ならばHey Sir‼︎機能で我がアイポンを探そう。Hey Sir&機能とは「ヘイ!シリ!」とアイフォン に呼びかけることでアイフォン を声で操作ができるアシスタント機能である。もうこれに頼るしかないと思っ...
急性期

近くて遠いトイレ【闘病記⑧】

踏ん張れば踏ん張るほど、チン先からオシッコが滲み出る。どうしようもない。我慢が出来ない。だんだんパンツが湿り始めて来た。股間がしょんべんくさい。アルコールを摂取するとオシッコが急激に近くなるのが困る。そしていよいよ我慢の限界になってきた。こ...
急性期

爆発しそうになった、ある欲望【闘病記⑥】

食事が終わったらお薬の時間だと彼女がいう。頭痛薬を飲むのかな。手術のせいか傷口あたりとこめかみが痛い。死ぬほど痛いわけではないが頭がずっと、二日酔いみたいにズキズキしている。そもそも自身が偏頭痛持ちなのでこの頭痛は手術のせいなのかどうかわか...
急性期

初めての病院食【闘病記⑤】

記念すべき初入院の朝食は、おかゆと小皿でおかずが2品あった。主食はパンではなかった。プレートの上に印刷されたメモ紙が置いてある。
急性期

今何時か分からなかったので【闘病記④】

倒れてから2日目の朝、またしても尿意と陽射しで目がさめる。アラームは不要だ。この部屋に他に誰かいるか分からなかったから、怖くてアラームなんぞ怖くてセットできない。もしいつものめざまし音、ピタゴラスイッチのOPテーマ曲が、けたたましい音量で鳴りようもんならはた迷惑きわまりない。
急性期

人生初の尿瓶でオシッコ【闘病記③】

私37年間生きてきて生まれて初めての尿瓶による排尿である。 ちゃんと出来るかな? しかも尿瓶をあてがってくれるのは綺麗な女性。おそらく私よりかなり歳下であろう。
急性期

人生初ナースコール【闘病記②】

ものすごくオシッコがしたかった。 だいたい起きた時に尿意があるのはいつもと同じ。 いつもと違うのは、トイレがどこにあるか分からない。そもそもあるかどうかすらも分からない。 もう膀胱がヤバイ。事務所で倒れてオシッコが漏れそうだった事を思い出した。 ここで今、自分がトランクスでは無くオムツをしていることに気がつきちょっと安心。 さらに透明のチューブの様なものがチン先に刺さっており尿が少し漏れる度に尿道にちょい痛みとともに尿が管を通って行く。尿は少しづつ常に排尿されているようだ。しかし 今ものすごくオシッコがしたい。 だが、尿道に管が刺さっているし、一体どうすればいいか困った。膀胱は限界に来ていたが闇雲にこのオムツに排尿をするわけにもいかず尿量が異常に多い私はこのオムツをまったく信用していなかった。さらにこのチン先の管を勝手に外しても良いものなのか分からなかった。管を刺したまま漏らすわけにもいかないし。今オシッコを開放しようものならベッド上が大惨事間違いなしと焦った。また尿意との戦いである。神は何が面白くて排尿という面倒くさい機能をもたせたのか。とか考えているうちにふとあることに気がつく。もしここが病棟のベッドならどこかにナースコールという押せばナースさんがいつでも助けに来てくれるボタンがあったはずだ
急性期

脳出血の発症はある日突然に【闘病記①】

4月3日水曜日忘れもしない、私が倒れた日だ。 そして家族4人でUSJに行く前日だ。その日の朝はいつものくそ忙しい朝と違い、子供達はまだまだ春休みを満喫中。おかげでこっちは朝ゆっくり寝ていられる。しかしいつもの土日といい、子供はなぜ休みの日に...
急性期

【頭痛酷い方必見】脳卒中、脳出血の前兆は○週間前に【プロローグ】

前兆は一週間ぐらい前から現れていた。突然目がおかしくなったのか、近くの物が見づらい。スマホの画面が二重にぼやけて両目の焦点が合わない、左目にずっと黒いもやのようなものがかかってるような気がして視界が悪くなった。最初は飛蚊症みたいな眼の病気になったのかと思った。