応えてくれない【闘病記⑩】

急性期


どれぐらい時間が経ったのだろう、、。

 暗い事務所でひたすら「Hey Siri‼︎」を
叫び続ける私。

しかしなぜか私の
Siriさんから返答が一切ない。

 
 
この「Hey Sir」機能は、

昔働いていた会社でイタズラにつかわれた。

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そのイタズラはこうだ。
 

 

同僚のSさんが仕事をサボって
アイフォンをいじりめたら、

このイタズラの公案者である、K先輩から、
PCの業務連絡用のチャットで
実行の指令がとどく。

私はトイレに行くふりしながら
同僚Sさんの背後にこっそり近づき

こう、さけぶ

「Hey Siri!」
と。
 

 

当然彼女はびっくりするが、

もちろんびっくりさせるのが目的ではない。

彼女のアイフォンのSiriを
起動させるのが
真の目的なのだ。

この「Hey Siri」機能であるが、
実は以外と難しい。

他人のアイフォン
(※昔のSiriさんはだいぶアホな子で、
他人の声にも反応するお茶目さんだった。)

ならなおさら成功率はひくくなる。

 しかも距離も離れている。

それでもそのイタズラ司令は飽きる事なく、

くる日もくる日も飛んできた。

社長が居ようが居るまいがお構い無し。

 私はめげずにやり続けた。

どうしても彼女のSiriを起動させたかったのだ。

あの時の
あの練習が
今役に立とうとは
当時の誰が
思っただろうか。

大きな伏線である。

あまりにしつこく私が「Hey Siri!」と
驚かせるので、

次第に彼女は私が席を立つたびに
警戒するようになってしまった。

それでも私は諦めなかった。

あの時の
辛い練習の日々は

今日
この時のためにあったのだ。

 
 
そしてついに
同僚SさんのSiriの起動に成功する。

ざわつく社内。Sさんプンスカ。
私は
超ドヤ顔。

先輩kさんは仕事ができないぐらい
フガフガずっと笑いつづけていた。

5年ぐらい前のいい想い出である。



「Hey Siri!」

「くそう!全然返事してくれない!」
 

 

暗い事務所で見つけるのは
ほぼ不可能なので、これにかけるしかない。
 
「毎朝あれだけSiriと会話できてたのに!」

 私はあのときほど
Siriを憎んだ日はない。

4月3日は恐らく日本で一番

「Hey Siri‼︎」と叫んだ男。

 
 
アップルの人もビックリである。

しかし

Siriさんもまさかこんな時間から二度寝するとは、
アップルが生んだ、エリートAIのSirさんでも
思ってもないだろう。

この時私は、「Hey Siri!」と叫び疲れて
若干眠たくなってきていた。
しきりにあくびが出る。

ここで寝てしまっては恐らく二度と
起きる事はなかっただろう。
 
「頼むよSiri、あなたのご主人様は
今いつもの二度寝ではなく
 
永遠寝
しようと
しているのだ。

ここでもっと賢いAIなら緊急時の場合は、

多少イントネーションの悪い、

しかも滑舌の悪い、
「Hey Siri‼︎」でも起動しただろう。

しかももっと単純なワードでも、

起動できるよう勝手にリプログラムしたはず。

 例えば

「へい!」とか

「シリ!」とか

「おーい」とかでもOKみたいな。

Siriは、わりと流暢な発音で声を
かけてあげないと、

すぐに聞こえないふりをする。

まるで義理の娘を、
耳がめっちゃ遠くなったふりをしていじめる
ボケ老人のよう。

ボケ老人なら可愛いもんである。
「あ?あんだってー??」と
すぐ答えてくれる。

 

 

その点、Siriはご主人様が死にかけても
完全フル無視
 
 
さすが血の通っていない機械。

仮にご主人様が亡くなってしまったら、

告別式の日に、
ご遺体と一緒に出棺され、

共倒れになる可能性が
あることを
まったく
予想出来ない
ポンコツAI。

所詮これがAI技術の限界なのか。

危うく
ジョブスの居る世界に
行きそうになった。


 

 


は!?
もしかして

死んで彼(ジョブス)に一度会って
挨拶して来いという

 Siriさんの遠回しの
粋な計らいだったのか。

そうすれば

納得がいく、、、
わけないけんな!

 
 
徳島県民
甘く
見とっとーたらな!
マジで破壊
するけんな!

ほうじゃから
気をつけてな!
シリさん。

この日のシリのあまりの塩対応ぶりには、

温厚な私でも怒りメーターが
で振り切れる。

さらに無機質な物の反抗的な態度が一番腹たつ。

どれだけあたりちらしても

無機質ゆえ
相手の気持ちを一切考えなくても良い、という

クラッシャー精神
私の沸点を下げる。

そもそものきっかけも
PCの突然のシャットダウンという反抗。

 
 



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