人生初の尿瓶でオシッコ【闘病記③】

急性期

私37年間生きてきて

生まれて初めての尿瓶による排尿である。
  
ちゃんと出来るかな?
  
しかも尿瓶を
あてがってくれるのは

綺麗な女性。

おそらく私より
かなり歳下

であろう。

ズボンとオムツが下にずらされ、

パオーンと恥ずかしい状態に。

チン先の管が外され尿瓶がセットされる。

看護師さんが

「終わったら
呼んでくださいね」

と立ち去る。

つまり今いつでも
排尿してもよい状態なわけだ。

しかしオシッコが漏れそうとはいえど、
そんなにいつでも
ほいほいオシッコが出せるわけではない。
だってここはベッドの上。

トイレではない。
チンが言うこと聞かない。

脳が邪魔をする。

オシッコが漏れそうなのに出ない。

私のチンがここはトイレと認識してくれない。

困った。
 

 

しかし結局オシッコを漏らすように尿瓶に排尿。
 

 

結構出た。

とめどなく出た。

あの事務所で倒れた時から
ずっと我慢していたような気分。

出し切った。

めちゃくちゃスッキリした。

こんなにオシッコがスッキリした感覚は、
  
小学校の時の修学旅行で福岡に行った時、 

トイレ無しのバスに乗って、

次の目的地スペースワールドまでの長い道のり、

急激な尿意でずっと我慢した時以来。

あの時はほんとうに苦しかった。

スペースワールドは
どうでもいいから
今すぐオシッコがしたかった。

あの時の排尿ぐらい、
オシッコがスッキリした。
 
我慢をし続けたあとの排尿ほど
気持ちのいいものはないことは
みなさんんもご存知のはずだ。

しかしここは
トイレでは無くベッドの上。

こういう、オシッコ我慢、
ベッドでおしっこ

という作業が
深夜ひたすら行なわれる!
 
 


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