病院食のレシピ公開【闘病記⑳】

急性期


私が入院した病院は、
食事が美味しいと評判の病院
だったようで、

多数の病院で
入退院を繰り返しているおっちゃんも
大絶賛していたり、

ネットのクチコミでも
食事が美味しいというカキコミが
チラホラあった。

↓美味しかった病院食



毎日毎日美味しい食事に
日々感動していたある日、

なんと玉子大好きの私が1番好きなメニュー、
親子丼が出てきた。

親子丼は本当に大好きなメニューで、

一時期毎日なか卯に
行ってた時期があった。

これに関しては昔勤めていた会社に
駐輪場がなく、

近所のなか卯に
毎日勝手に停めさせて頂いていた
お詫びの気持ちもある。

それぐらい私は親子丼には目がない。

だから親子丼が出てきた時は大変うれしかった。
 
 
早速1口食べた。

やはり病院食なので基本うす味なのだが、

しっかり出汁がきいていて薄さを感じない。


 
 
鶏肉、玉ねぎ、たまご、

食材一つ一つ
それぞれの旨みが
しっかり口の中で、

親子丼という
ハーモニーを奏で、
めちゃくちゃ
美味しい!

大変びっくりした。

この味で全国チェーンを出せば
一気に人気になると
思ったほどだ。

 
 
それぐらい病院食とは思えない
クオリティだったのだ。

私はどうしても
この親子丼の作り方を
知りたくなった。

 
 
そしてここの病院の栄養士さんに会って
料理について色々知りたくなった。

そこでナースコールである。

やってきたナースさんに、

今食べている料理を考えている人に会いたい、
という
探偵ナイトスクープの御依頼みたいな
願いをした。

ナースさんは不思議そうな顔をしていたが、

承諾してくれた。

しかし担当の栄養士さんが
今日はすでに退社済みとのことで、

後日私の病室まで
わざわざわざ来ていただけることに。

わーい。楽しみだ。
 
 
翌日、病室の机で、いつものように
このブログの原稿を執筆していたとき、

「こんにちは。」と声がした。
 
 
振り向くと自身を
管理栄養課のHと名乗る女性が。

「そうだった忘れてた。
昨日御願いしたんだった。」

「丁度夕食後だったので、まず御礼。

「ごちそうさまでした!」
「いつも美味しいご飯
ありがとうございます!」
 

 

Hさんは嬉しそうにしてた。

そこでさっそく味つけの秘密を聞いてみた。

味付けの秘密はかつお出汁なんだそう。

べつに1番出汁でなくても
粉末のやつでもいいみたい。

そして禁断の質問。
 
 
「昨日の親子丼のレシピを教えて下さい。」
 
 
万が一その病院だけの秘伝のレシピだったら
後々ご迷惑をおかけすると思い、

一応念のため簡単にきいてもいいものなのか
聞いてみたら

「ぜんぜん大丈夫ですよ」と
快諾してくれたので、

のちほど
その秘伝のレシピ2品を
遠慮なくこのサイトで
公開する。

私が入院中に食べて
バチクソ美味かったメニューを
あなたのご家庭でも!!

 

 

Hさんとのお料理話は本当に楽しくて
勉強になって、

管理栄養士ってすごいなあと思ったと同時に、

制限された栄養価でも美味しい料理ができる、

料理の奥深さに感動した夜だった。
 

 

新天地に移ったあとは、
当然ながらHさんのメニューが
毎日食べられなくなったのが
ただただ辛い。

そして恐らく
一生食べられることは
ないだろう。

だからどうしてもレシピを
なんとしても
持ち帰りたかったのだ。

 

 

絶品病院食レシピその① 入院中に食べた親子丼。

鶏肉はもも肉。皮は取っておく。塩を振って下ごしらえ。もも肉は一口サイズにきっておく。

味の決め手はかつお出汁。かつお出汁は粉末のやつでも良い。

鍋に鰹出汁と鶏肉と玉ねぎを入れ鳥肉と玉ねぎに火を通す、薄口しょうゆとみりんで味を整える。

あとはとき卵を回し入れて完成!


 

 

絶品病院食レシピその② 魚のパン粉焼き。

あまりの美味しさに、どうしてもレシピを知りたくなった逸品。魚嫌いのお子様にぜひ。

白身魚一切れ。パン粉と粉チーズを混ぜ、魚にまぶす。両面がこんがりなるまでやく。

完成。レモンを添えると一段とおいしいよ。

 
 


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