入院中でもお風呂は入れるよ【闘病記⑱】


週2回だけお風呂に入れる。

入れるっていっても、湯舟には浸かれない。

シャワーのみ。

ただし、
独歩ができるようになれば、

湯舟に浸かれるようになる。

独歩とは

杖や歩行器、装具を使わず歩行できること。むろん伝え歩きや、セラピストによる歩行介助もなく。

お風呂には ヘルパーさんに
介助してもらいながら入る。

脱衣場で全裸になり
お風呂用の車椅子にのりうつる。

今日のお風呂介助人は
若目の茶髪のねーちゃんだった。
 
 
当然フルチン。

入院生活が長くなると、その辺は慣れる。
 
 
その慣れが
シャバに出たとき
どんな影響が
出るか怖い。

車椅子に座ったまま顔と頭をあらう。

そのあとは背中以外は自分で洗い、
背中と利き腕の腕は
関節の都合上自分で洗えないので
洗ってもらう。

急性期の時に、ベテラン風呂介助人さんに、
ヤクザ屋さんは今までいなかった?と聞いたら、

「居たよー!
ゴリッゴリに
背中に紋々
入った人。

そりゃ
職業関係なく
脳卒中なるからね♪」

と、教えてくれた。

それでシャワーしておしまい。
 

 

私はこの時介助人さんに頭ザッパンを頼む。

頭ザッパンとは、
よく銭湯でおっちゃんがやってる、

洗面器の中にお湯をしこたま貯めて
頭から勢いよくかけるアレである。

湯船につかれない分、
これがまた
めちゃ気持ちいい。

未経験の方は一度
介助人さんに頼んでみよう。
 
 


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