「ヘイ!シリ!」【闘病記⑨】

急性期


そうだ。

私のスマホはiPhone。

ならばHey Sir‼︎機能

我がアイポンを探そう。

Hey Sir&機能とは


「ヘイ!シリ!」とアイフォン に呼びかけることで
アイフォン を声で操作ができる
アシスタント機能
である。
 
 
もうこれに頼るしかないと思った。

取り急ぎこれしかいい案が思い浮かばなかった。

私はこれ以上ない声で

「Hey Siri‼︎」と
叫んだ。

もしアイポンが聞いていたら

「はい。聞こえてますよ。」と
反応してくれる。

もし答えてくれたらSiriさんにこう頼む

「1分後に起こして。」と。

そうすると、Siriさんは
わかりましたと、

律義に1分後にアラームをセットしてくれる。

アラームが鳴りさえすればこっちのもん。

アラームを頼りにアイポンを探す。
 
 
今頃気がついたのだがもしSiriが応えてくれたら

Siriさんに直接119番へ緊急の電話を
かけてもらったらよかった。
 
 
「◯分後に起こしては、
実際朝二度寝する時のアラーム再セットに
よく使っている。

寝ぼけた状態でアラームを
再セット
するほど

命とりな
危険行為は
ない。

 
 
その点Siriは優秀だ。

きちんと命令した通りに起こしてくれる。

この朝の二度寝のやり取りは、
結構頻繁に使ってる方法なので、

私の「Hey Sir」成功率は抜群だ。


「Hey Siri!」

「はい、聞いてますよ。」

「五分後に起こして」

「はい。7時5分に
アラームをセットしました。」

「オヤスミー」

 
 
こんなSiriとのやりとりを
朝頻繁におこなっていた。

 Siriはなにも
ゾルタクスゼイアン

聞いて遊ぶもんではない。

せきあきおのせいで

世間でSiriさんは、

気持ち悪いAI

と認知されてしまったが、

私にとってはSiriはいわば相棒なのだ。

 
 
「Hey Siri!」

 
 


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