童貞ソーヤング【番外】

番外編



若者よ、

童貞を誇れ!!!!

!!!!童☆貞☆

万☆歳!!!!


 
田舎から大阪に出て一人暮らしを初めて
5年ぐらい経った頃のお話。

 

 

やはりお年頃なもんで、
学校での友達との話題は、
毎回
ヤッたヤられた、
だのそんな
ゲス話
ばかり。
しかし私は超絶モテない人生。
女っ気なしの青春時代を過ごして来た。
むしろ

園児時代の方が進んでいた。
[nlink url=”https://hachimakibozu.com/extra/crime-and-punishment”]
 
彼女いない歴イコール年齢
いう状態がずっと続いていた私にとって
そんな行為のお話しなど
ついていけるはずがない。
 
動ナビでゲットした、
1分弱の
エッチなサンプル動画

得た素人知識を
モテない友達にドヤ顔
喋るのが関の山。
そう、私は童貞。
家に帰るといつも1人。
寂しい。
ただ、ただ夜が寂しい。

いつしか私に、動画のような行為
出来る日が来るのだろうかと、
不安な夜
で毎晩枕を
イカ臭く
させていた。
 
右手が俺の恋人、
ABCよりGだ。

 

 

あまりにも限界に来た私は、とある日の夜、
一大決心
をする。
 

 

出会い系しかない!と。
 

 

酔った勢いもあり、当時大ブームだった
伝説
の出会い系サイト、
スタビ
にアクセスしてしまう。
 
絶対自分はスタビなんかに
意地でもアクセスしまい、と誓っていたのに。
 

 

お酒って

本当に怖い。

 

 

脳も
出血するし、

[nlink url=”https://hachimakibozu.com/diary/onset”]
 
ロクな
ことがない。

 
ロクなことがない。のロクってなんだろう。
 
昔、しむらけんのコメディ番組で、
「ログでナシ」をギャグに
頑張ってた芸人?さんおったけど、
彼は何だったんだろう、、、^^;
 

 

ちなみにスタビとは、スタービーチという名の
男女が出会いを求めて集まる
巨大掲示板サイトだ。
 
2000年代初頭に、
エグいぐらい
流行った。

 
ガラケーが一世風靡した、スマホもない時代に、
月間4.5億アクセスあった
というから驚きだ。
 
i-modeモードとかいう、
料金体系が、
パケット換算なのか
時間換算なのか
よく分からない
携帯のネット通信が
主流だった時代
だ。
 

 

スタビは性別はもちろん、地域別、
年代別にカテゴライズされていた。
 
やはり大阪や東京などの都市部は、
男女ともに投稿数が大変多く、
毎晩賑わっていた。当然、女性の投稿は
競争率が高い。
 
男性も投稿できたが、女性からメールなど
来るはずもなく、
来るのは業者からのサクラメールばかりだ。
 
それにひとたびアドレスを載せようもんなら
直ちに迷惑メール業者にクロールされ、

鬼のように
迷惑メールが届くようになり、

泣く泣く愛用していた
メールアドレスを
捨てるハメ
になる。
 

 

しかし月間4.5億アクセスは伊達ではなく、
多くの男女が実際高確率
出会えていたようだ。
 
童貞を拗らせた私は、
手当たり次第

メールを送りまくった。
大阪だけでは飽き足らず、私の

キモい

初めまして

メールは、
兵庫や京都、奈良にまで及んだ。
 

 

スパムメールかよ。
 

 

もしかしたら、今このブログを
読んでいる女性で
心当たり
がある方が
いるかもしれない(^^;;
 
しかし待てど暮らせど返信が来る気配がない。
ひたすら新着受信ボタンを連打する。
 
来た!と見せかけての
メールが友達だった時のガッカリ感は
半端が無かった。
 

 

まったくメールが来ない。
 

そして酔いも出会いの熱も覚めてきたので、
もう諦めて一本搾りしてその日は寝た。
明日学校も早いし。
 
いつしかスタビ祭りの夜のこともとっくに忘れ、
数日経ったある日の学校の受業中に
1通の新着メール
が入る。
 
相手はいつもの男友達や迷惑メールではなく、
スタビ祭りの夜に撒き散らしたメールの
見知らぬ女性からの
まさかの返信
だった。
 

 

奇跡が起きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回怒涛の展開へ!

 
 


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