パラレル闘病記

維持期


今私は、2019年4月、脳出血を起こした。
[nlink url=”https://hachimakibozu.com/diary/onset”]

 

職場で倒れ、そのまま病院へ緊急搬送、
緊急手術。

 
そして急性期病院で最初のリハビリ入院生活を
1ヶ月
過ごし、
途中で回復期リハビリテーション病院に転院。
 
そこで半年間みっちり
リハビリ入院生活を過ごす。
 

 

回復期が終わったあとは、今いる
障害者自立支援施設に入所
 

 

こっちに移る前に、3日間だけ
自宅と実家で過ごす時間を作ったが
 

 

未だ元の生活に
戻れていない。

ここには同じ境遇の仲間がたくさん居て、

一緒に釜の飯を食って共同生活をしている。
 
私と同じ脳卒中の方も居れば、事故が原因の方、
難病の方など、病気も麻痺も本当に様々。
 
共通点は、回復期にて、
社会復帰できなかった。

という点だ。
 
ここは維持期最後の砦。
 

 

ゴール(退所)も様々。
 
私のような職場復帰がゴールの方が大半だが、
自宅に帰るのをゴールにしている方もいる。
共通点は、
 
元の生活に戻ること。

 

 

はて?

元の生活とは?
 

 

私もそうだが、我々が今いるこの世界は
そもそも人生本来の道筋なのか。
 

 

 

違う。
 

 

『脳卒中』『事故』という
時間軸の点によって、
本来たどるはずのない
パラドックスの世界
「もしも」の世界にいる。
終着地点は同じだが、
向かっている道が本来とは違う。
 
言わばifルート。
 

 

みんな、
 

 

こんなはずじゃ
 

 

なかったのに。

 
『脳卒中』や『事故』という
時間軸の点
存在さえしなければ、
 
今頃、
子供たちや孫たちと
笑って過ごしているに違いない。

ここは本来の世界じゃない、

パラレルワールドだ。
 

 

人生は場面と場面のシーケンス。
 
動画編集と同じ。
 
自分の力

切ったり

並び替えたり

つないだりできる。

本来の人生から、
今いるこの世界をカットし、

元の世界へ繋ぐ、再編集をしよう。
 

 

ここはパラレルワールド。
 

 
パラレル闘病記。

 
 


Pocket
LINEで送る

コメント

タイトルとURLをコピーしました