就職氷河期イズム⑤【番外】

就職氷河期イズム

え?

 

 

 

 

かな入力?

 

 

説明しよう。
 

かな入力とは

 

 

キーボードに書かれている「ひらがな」の
キーを叩いて日本語を入力する方法だ。
 
今このブログをパソコンで見ている
変人
さんは、
キーボードに目線を落としてみよう。

では、キーボードに書かれている
「あ」
を押してみよう。

 

 

どこ?
 

 

左上の方にあるだろう?

ウィンドウズなら、かな入力モードにしたら「あ」を押せば「あ」が入力される。
普段の入力方法は、
だいたいの人がローマ字入力だ。
 
ローマ字入力はAを押せば
「あ」
が入力される。

かな入力とローマ字入力の違いは、
タイピングする数の
圧倒的な違い
だ。

例えば

「海は青い近くなら透明」

という文章を入力するとしよう。

ローマ字入力なら

UMIHAAOITIKAKUNARATOUMEI

24回もキーボードを叩く必要があるが、

かな入力なら

うみはあおい
ちかくならとうめい

16回で入力できる。

圧倒的に
かな入力方法の方が早い。

そして、かな入力をベースとした、
究極

極早文字入力方法が、

連想入力と呼ばれる、
直接漢字入力方法だ。

通常漢字を入力する場合は、
かな入力であっても、ローマ字入力でも、
スペースキーを数回叩いて、該当の漢字を
選ぶ
必要がある。
たとえば、「大」という文字を
入力したい場合は、「だい」と入力したあとに、
最悪でもスペースキーを4回叩く必要がある。
なぜなら他にも「第」「代」「台」
という漢字もあるからだ。

連想入力で「大」
入力する場合は、

キーボードの「キ」「ナ」を入力する。
つまりキーボードを2回叩くだけでよい。

これが連想入力。

おお”きな”「きな」から

きている。らしい。

他にも

「山」なら「ヒマ」
「機」なら「メカ」
「公」なら「ハム」と
キーボードを叩く。
ハムて^^;
を、
YO!エロすん!

覚えた私と
同じ発想ではないか。

各漢字それぞれに決められた2文字がある。

そのパターンを全て頭に叩きこむ。
正確には存在する漢字全てというわけではない。
戸籍謄本によく出てくる、
一般的な常用漢字だけでいい。

じゃないと漢字5万文字なんて
一生かけても覚えてらんない。

それでも覚えないといけない漢字は
だいたい3000文字もある。
それを1ヶ月かけて習得する。
研修期間中もちゃんと給料は貰えるが、
給料は自分で頑張って
利益生んだ分から捻出されるもの、
と、
社会に放り出せれた時から
経営者に頭に叩きこまれているから、
なんだか給料泥棒
ような気がして焦る。焦る。
就職氷河期世代という、
経営者が身近にいる
職場でしか働いていない人種

悲しき習性。

1ヶ月がむしゃらに覚えた。

早く一人前になって

早く仕事をしたかったから。

連想入力と呼ばれる入力方法で
ひたすら戸籍のデータ入力。

ただ一日中黙々とキーボード叩く。

こんな仕事をなんだかんだで
1年ぐらい続けたが、

なんとなく飽きて辞めた。

キーパンチャーと呼ばれる
データ入力の事務仕事は、

そんな長くする仕事じゃない。

そもそも仕事というのは、
自分の努力のおかげで
会社に利益をもたらせた。
と、
勘違いでも思えないと、私は、
仕事のモチベーション

が維持できなかった。

経営者が身近な職場でしか
働いてこなかったが故の

就職氷河期世代に
一生まとわりつく怨念。

 

 

 

 

 

 

forever

 

 

 
 


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