就職氷河期イズム③ 【番外】

就職氷河期イズム

新シリーズ!昔実際体験した秘密のお仕事の話。
第1話はこちら

 
 

エレベーターは超高速エレベーターだ。
凄い速さで上昇していく。

 




チーン。
 
 

あっという間に到着。
 
 

到着したフロアを道なりに進む。
 
 

眺めがヤバい。
 
 

大阪一円見渡せそうな勢いだ。
 
相当高いところまできた。
 

あ、見覚えがある女性集団に出くわした。
 
 

どうやらみな目的地は同じらしい。 
 
 

そう、
あの時、あの会社で採用試験を受けた時に、
一緒だった人達だ。
 
スーツでなくてもいいが、
きちんとした格好で来いと言われていたので、皆軽めのリクルートスーツで来ていた。
  
 

集団は年齢バラバラ。
 
主婦っぽい40代ぐらいのおばちゃんや、
こ綺麗な元ヤンぽい姉ちゃんなど、本当にバラバラだ。
 
唯一の共通点は女性というとこだけ。
 
その集団の中に、とても可愛らしい、割りと若めの女の子が混じっていた。
 
小動物系で、アイドルに例えると、AKB系ではなく、ハロプロ系の可愛さだ。
 
色白で髪は真っ黒ストレート。
 
確かその子も、あの試験会場でみたような気がする。彼女も採用されたのか。
 
私は好みのタイプだったので、
初めに私は彼女に挨拶で声をかけた。
 
仲良くなるチャンスは今しかない。

 

勇気を

 
振り絞れ!

 
 

「お、
 
おはようございます!」

 
 
 
 
 
 
 
 

 

ドキドキ。

 
 
 
 

 
 

「おはよゴザスー。」
 


オッサンやんけ。
 
 


なんか目覚めそうなったわ。
 
 

しかも藤原竜也ばりのイケボやし。

 
アイドル顔イケボて。^^;
 
彼は神の玩具かよ。
 
 

暇を持て余した

 
 

神々の
 

遊び

じゃねーよ。まったく。
 
今ここにいるどの女性より可愛いじゃねーか。
 
 

てか、あの、私が女性のふりした採用試験の時もいたんじゃねーのか?コイツ。
 
 

まさかの
ガチ勢(?)

混じっていたとは(^^;;

 
 

恥ずかしい。

 
 

あ、
おっさんだったんですね。
とは言えるわけもなく。
 
わたしは、よろしくと苦笑いを返した。
 
 

たった10秒弱
失恋。
 
「おお、神よ。何か私が罰を受ける罪をおかしましたでしょうか。」

 
 
 


会社名が空白
のフロアで待つこと数分。
 
集合時刻になるやいなや、

 
 

ピピー

という警告音とともに。
 
扉がガチャリと開いた。
 
 

「おはよう。お待たせ。」
中から一人の女性が現れた。
 
彼女はここの責任者兼教育係らしい。
 

彼女に会議室に案内される。
 
ふと、作業場が見えた。
数十人の女性スタッフが、一心不乱でキーボードで何か打ち込みをしている。
しかもそのタッチスピードはハンパない。 
中には若めの男性スタッフも数名いた。
安心した。
 
まさかこの男性社員の数人の方と、16年経った今でも縁が続くとは誰が予想しただろう。
 
ちなみにその男性社員先輩2人だが、
一人は、
以前、ブレークスルーテクノロジーコース編で、

電話でシェアしようとして結局繋がらなかった方


あと一人の男性は、私が今いる病院に何度か面会にきてくれた。
あと、闘病記の最初に登場した、私が倒れた日の週末に、久々飲みに行く約束したのが、
その彼だ。
 
あれから16年、、、
人の縁とは不思議なものだ。

 

皆会議室に座る。
 

そして教育係の女性が、
 

ここで行っている事業の説明をし始めた。
なお、ここで行っている事については、

友だちはもちろん、恋人や親にも内密にしてください、と警告された。

 

というわけなので、

すみません!
 
 

ここでは
 

詳しく

 

言えません!

 
 

 
 

 
 

 
 

というわけにもいかないので、

 

16年越しにゲロります。
 

教育係の女性が静かに口を開いた。

 

どうやら
この会社では
国から?地方自治体から?

戸籍の電算化の作業を請け負っているそうだ。
 

戸籍の電算化とは

各都道府県に保管されている、個人情報である、戸籍謄本
人の手でデータ化する作業である。
 
今でこそパソコンで戸籍は管理、保存されているが、
昔の戸籍謄本は紙に手書きで書かれて保管されている。
 
紙媒体がゆえ、年数とともに劣化する。
 
アナログでの保管、管理だと便利が悪い。
今では、コンビニでも戸籍謄本の発行ができると言うのに。
 

ようは、全国各地にある、未だデータ化されていない、手書きの戸籍
全てデータ化させているのである。
 
その数は膨大だ。
 
という話を聞いて、皆、ざわついていた。

 
 
 
 
 
 

続く。

 
 

 
 



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