杖歩行自立になって約2週間ぐらい経つ。
杖なし歩行(独歩自立)
までは辿りつけなかったが、
なんとか車椅子を捨てて退院
できそうなのでまぁ良しとする。
私は
かなり麻痺が強い
片麻痺患者として、
この回リハ病院にやってきた。
転院した頃は、
自分で立つことさえできなかった。
ナースさんかセラピストに
介助してもらわないと、
ベッドから車椅子にすら移乗できない。
もちろん便器にすら座れない。
だから最初は夜の排尿は、
急性期と同じように尿瓶を使っていた。
[nlink url=”https://hachimakibozu.com/diary/urine-bottle”]
たった5ヶ月前のことだ。
本当にリハビリってすごい。
と、セラピストさんに感謝を伝えたら、
あなたの努力ですよ、と言われたけど
肝心の私は、日々ブログのネタを探してただけ。
特に頑張ってはない。
本当にリハビリって
素晴らしい。
しかし装具なしで
退院できるのはかなり大きかった。
だいたいの片麻痺患者は、装具とともに
退院して行く。
退院後もずっと
装具を付け続けるわけではないが、
やはり、より
元の生活に戻れた感が強い。
実生活で片麻痺患者要素は
出来るだけ小さくしたい。
そのために回リハが存在する。
これが、せっかく作ったのに、
ほぼ使わなかった私の装具だ。
オーダーメイドなので、
カラーリングは自分で決められる。
私は娘に、パパの装具可愛い、と
言われたかったので、装具のカラーリングを
真っピンクにしようとらしたら、周りに
全力で
止められた。
なぜ
いけないのか。
why?
装具のネガティブなイメージを払拭しかったのに。
写真は長下肢と呼ばれる股下まである
長い版装具だが、
まさか日常生活で
こんなもん履くわけにはいかんので、
これを短くした短下肢と呼ばれる
膝までの装具に後々切り替える。
だいたいの片麻痺患者は短下肢を履いて
歩行練習をし、
短下肢を履いて
退院するのが通常である。
病院では短下肢を履かないと
歩行をしてはいけないルールだが、
退院すればそんな病院ルールは
適用されないので、短下肢を履くのも履かないのも
本人の自由だ。
しかし短下肢がないと
歩行が不安定だから病院では履かないといけないわけで、
退院後も本来なら
短下肢は手放せない。
だから回復期において、
下肢装具は何らかのタイミングで作るのが
暗黙の了解となっている。
私はそんか暗黙の了解感が嫌だった。
装具メーカーが、ただ儲かるのが
気に食わなかった。
病院おかかえの介護ショップ会社は
ここでは1社しかない。
この病気になる前に、商品を苦労して企画して、苦労して販売していた仕事をしていたただけに、
鼻くそをほじっていても、黙ってても
患者が作らないといけない装具で儲かる
桶屋感が、非常に腹立たしかった。
装具を作らないと
歩行はできません。と
言われているような気がした。
結局、装具を作ることにはなったのだが、
私の回復力が速すぎたのか、
私の担当PTの腕が良かったのか、
装具が完成するまでに、
装具不要の下肢に
回復してしまった。
だから
装具は、
ほぼ未使用。
10万かけて作ったのに。
保険で3割負担になるとはいえ。
嬉しい誤算である。
担当PTさんも、
装具作るタイミングミスりましたね、
すみません。と、謝られた。
いいんだよ、若き青年よ。
短下肢なしでも歩けるように
日々リハビリを一生懸命してくれたことに
感謝しかない。
ゴリゴリ片麻痺患者を短下肢なしで
送りだせたことは、
彼にとって大きな財産と
なるであろう。
これからのたくさんの活躍に期待する。
ありがとうございました。
と、感謝だけ述べても仕方がないので、
めざせ下肢装具なし!
装具なし 歩行を目指すために
脚首を鍛える!
かかとの上げ下げが難しい場合は、つま先を誰かに押さえててもらおう。
次にかかとにしっかり加重をかける。非麻痺側の脚が軽くあげれるぐらい。非麻痺側の脚の裏で風船をコロコロするとよい。
この動作を繰り返す。
これをひたすら繰り返す。
そして大事なのが膝折れしない、強い膝。
膝がすぐ折れてたら短下肢なし歩行はまだまだ無理だ。
膝の鍛え方は凄く簡単。高さが変えられる椅子に立ち座りを繰り返すだけ。
膝にしっかり力を入れてゆっくり座る。この時、体の軸が非麻痺側に傾いていないか気をつける。
両脚均等にしっかり加重をかけよう。
まずは
椅子の高さを高く。どんどん椅子の高さを下げていく。転倒に気をつけて、何回も頑張ろう。ゆっくり立ち座りするのが大事。
以上だ!
諸君の健闘を祈る。
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