このままでいいのかリハビリテーション

闘病記


これまでのブログで、自身の脳卒中発祥から
リハビリのことなど、色々ご紹介させて頂き、
 
なんて日本は
リハビリや医療に
恵まれているんだろう。
 
これはいつ脳卒中になっても
安心だ。
と、
さすが医療が充実した
日本。
と、
思った方も多いはずだ。

しかし、実は高齢者の寝たきり率が、
日本はアメリカの
5倍も高い
という。
 
 

こんなにも差があることに驚く。
 
さらに驚くのが、高齢者の寝たきり率が
5倍高いが、
急性期での
平均滞在日数も
アメリカと比べ
5倍多い
という。
 

日本のリハビリ医療は
問題がある?

 
 
つまり急性期で滞在する日数が
長くなればなるほど、
回復期リハビリ病院に転院するのが
遅くなればなるほど
社会復帰が難しくなる

ということである。
 
私はここの回復期病院に来るまで、
脳卒中発祥から1ヶ月ちょいで
運良く来られた。
 
人気な施設であればあるほど
ベッドが空くのを長期間待たないといけない。

麻痺回復のために
早く回リハに移りたいとは言えど、
いい加減な施設に、
行くわけにはいかない。
 
今いる病院は、誰かが退院すれば
即新しい患者さんがやってくる、
まるでところてんの押し出しの様な、
えげつないベッドの回転率だ。
 
10時にリハビリに行き、戻ってきたら
もう違う患者さんが生活している、
なんてザラだ。
 
半年入院していて、常にこんな状況なのだから、
ここの病院は常に誰かが待っているんだろう。
 
需要に供給が
追いついていない
のか、
 
確実な社会復帰には、
早く積極的なリハビリを
受けないといけないのに。

 

かと言ってリハビリは
回復期だけするものでもなく、
急性期病院によっては、入院してからすぐ
積極的なリハビリをするところも多い。
 

ちなみに私が急性期の時の富永病院も
入院の翌日からリハビリが始まり、
状態が落ち着いたら1日ガッツリ
PTOTリハビリ2時間という生活が
はじまった。
 

そして運良く、関西屈指の
回復期リハビリテーション病院に直送。

 
入院開始から今まで、
質の高いリハビリを受けてこられたのは
本当に大きいし
 

運が良かった。
 

こういう環境を用意してもらえた、
病院や、手配した家族感謝だ。
 
私はたまたま、運良くリハビリの質が高い
回復期に即効こられたが、
全員が全員そういうわけにはいかない。
 
急性期、つまり入院初期から
質の高いリハビリをすることができれば、
寝たきりはもっともっと減り、
社会復帰率もグッと高まるはず。
 
なのに今の日本は、総定員法
(行政機関の職員の
定員に関する法律)により、

急性期に療法士が足りずに、
十分なリハビリが提供できていない
急性期病院がまだまだ多い。
 
 

急性期という脳卒中患者が
一番最初に世話になる環境で、

リハビリの土台を
しっかり作る
ことができれば、
 
全国にいる麻痺回復で悩む人が
凄く減る
だろうなあと思う。
 
 

『始めよければ
全て良し』
である。
 
 

急性期のリハビリと
ご家族さんの
知識次第だけで、
その人のその後の人生が
大きく変わってしまう現状
は、
 
どうかと思う。

 
 


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