初めの一歩。【闘病記(54)】

回復期


今日リハビリの杖歩行練習で、
初めて病院の外に出た。

 
半年ぶりに外を歩く。
あいにくの曇り空だったが、
外の風が気持ち良かった。
 
最近のリハビリは、病院内での
歩行訓練が主にだったので、
歩行に自信があった。

もちろん杖有りきの話だが。
病院外の外周歩行も楽勝
だと思った。
 

外に一歩
 

足を
 

踏み出した
瞬間、
 
その自信は

一瞬で
無くなった。

 
 

その確たる原因は不安定。

地面の微妙な傾斜
足の裏でビンビン感じる。

病院内の超水平な床での歩行
慣れすぎたため、外の地面の
ちょっとした傾斜が凄く分かる。
立位が怖い。筋肉の緊張が高まり、
麻痺側の脚の振り出しが、
いつも以上に重たいし、
クロヌって歩いてらんない。

まるですごい角度の
登り坂
を歩いているかのよう。

こんなにも外の地面は、真っ直ぐに
作られてないのかと思い、
ゾッ
とした。
病院の敷地内でこのざまである。舗装が
不十分な道路なら
無理ゲーだ。

あと、
チャリで爆走するちびっ子。
お願いだからおじさんの
近く走るのやめてー(´;Д;`)

外はまるで
不思議のダンジョン。

バランス崩すことはないが、
コンクリに倒れたらヤバイという緊張感も
相まって、どうしても筋肉が緊張してしまう。

これは、
慣れまで時間と回数がかかりそうだ。

 
 


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