ナースステーション深夜にて【闘病記㉖】

回復期

新天地の回復期病院に転院して、

数日経った、とある晩。
 
 
上半身の痒みが酷くて眠れなくて

堪らずナースコール。

薬を塗ってもらった。

(入院中はナースさんに相談すると病院によっては院内の皮膚科から塗り薬を調達してもらえる。)

それでも痒みはひかず身体をボリボリ。
 
 
「これはいけん」と思い、
 
 
トイレ行くついでに上半身を詰所
(ナースステーション)で
クールダウンさせて頂くことに。
 
 
上衣を一枚脱いで、ランニング状態に。
 
 
さらにアイスノンで幹部を冷やしてくれた。

しばらくひえひえを楽しんでいると、
ナースコールが鳴る。
 
 
詰所で待機していたナースさんが、

どこかの病室に消える。
 
 
そして、『なかなか寝れない』という理由で、

ナースコールを押した
 
 
坊主頭の爺さん
どこからか調達。

 
 

詰所で待機している私(鉢巻き坊主)の横に、
謎の爺さん(坊主)を座らせる。
深夜の暗い詰所のカウンターに
坊主が二人っきり。

 
 
その姿は大変
こっけいである。

 
 

後ろの方の坊主回収員とは違う
別のナースさんが、

 
 

そんな私達の後ろ姿を見て、
少林寺拳法の師匠と
弟子みたい、
と笑っていた。

師匠は
ひたすら沈黙のまま。

私は弟子のほうになるのか。

そしてこの
ガンツの大阪編に出て来そうな
ぬらりひょんみたいな爺さんが
師匠なのか。

 
 

よし、今日の晩も師匠がいるか、
詰所に遊びに行ってみよう。

 
 


Pocket
LINEで送る

コメント

タイトルとURLをコピーしました